女性に限らず男性でも毎日シャンプーを利用して洗髪します。しかし薄毛で悩む女性程シャンプーの種類を気にされると思います。一言でシャンプーと言っても種類は数百とあり、どのシャンプーが頭皮ケアに適しているのか分からないと言う方が殆どだと思います。
シャンプーにはいろいろな成分が含まれていて、中には髪の毛には刺激が強すぎる成分や、頭皮環境を悪化させてしまう成分などが含まれている場合もあります。シャンプーは毎日の事ですから、髪の毛や頭皮に本当に良いシャンプーを使用したいものですね。
目次
シャンプーの分類はどのようになっているのか
シャンプーはいろいろな種類がありますが、ほとんどの場合パッケージにその種類の記載があると思います。例えば「化粧品」「医薬部外品」と言う様な感じです。
化粧品は容姿を美しくする為の効果を得る為のもの、医薬部外品は医薬品と比較すると少し弱めの薬効があるものです。基本的に大きく分けると、この2種類に分かれます。
シャンプーの成分を種類別に見る
シャンプーの種類は豊富で、含有されている成分によってさまざまな種類に分けられています。大きく分けると、以下のように3つに分かれます。
石鹸系シャンプー
一般的に多くの方が使用しているタイプのシャンプーが石鹸系シャンプーです。石鹸系シャンプーは、洗浄成分として天然由来の油脂や脂肪酸にアルカリを反応させて作った界面活性剤を使用しています。
石鹸は天然由来成分を原料として作られるので「安全・安心」のシャンプーとして多くの方が利用しています。アルカリ性で洗浄力も強いので、毛穴の奥の汚れまでしっかりと落としてくれます。
しかし、商品によっては洗浄力が強すぎる事もあり必要以上に皮脂を取り除いてしまう場合もあり、頭皮環境を悪化させてしまう事もあります。ですので、石鹸系シャンプーを使用する際は、正しいシャンプーの方法が重要になってきます。
特に洗い残し等があると、フケや痒みの原因となり抜け毛を促進させてしまう場合もあるので注意が必要です。
高級アルコール系シャンプー
高級アルコール系シャンプーを好んで使用している方も少なくはないのですが、「高級」と付くから品質が良いと言う訳ではないので注意が必要です。
ただ単にアルコール成分の分子に含まれる炭素数が多いものを高級アルコールと言っているだけの事なので「高級アルコール」と名前に付いてるら薄毛に効果があると言う訳ではございませんのでご注意ください。
逆に、炭素数が少ないものを低級アルコールと呼ばれています。
炭素数が多い高級アルコールシャンプーは泡立ちがよくそこそこの洗浄力があります。少し高価な商品になると、天然由来の高級アルコールを原料とした界面活性剤を使用していますが、ほとんどの場合は石油由来の界面活性剤を使用した商品になります。
石油由来の界面活性剤は刺激が強すぎる為注意が必要です。市販のシャンプーの殆どが高級アルコール系シャンプーです。使用の際には十分ご注意ください。
アミノ酸系シャンプー
髪の毛や頭皮に最も優しく、育毛効果にも期待できるシャンプーがアミノ酸系のシャンプーです。上記の2つのものと比較しても、刺激が弱く頭皮に優しい天然由来の高級脂肪酸にアミノ酸を反応させて作られている界面活性剤を使用しています。
アミノ酸系のシャンプーは、お肌の弱い方や、髪の毛が乾燥しやすい方、頭皮が乾燥しやすい方等に特におすすめのシャンプーです。美容院などでも最も多く利用されているシャンプーです。
抜け毛やフケ、頭皮の痒みが気になる方は、アミノ酸系の弱酸性のシャンプーを使用する事をすすめします。
薄毛や抜け毛に悩む女性の為のアミノ酸系マイナチュレシャンプーです!マイナチュレシャンプーは弱酸性アミノ酸系で無添加の頭皮ケアシャンプーです。薄毛や抜け毛が気になる方は、マイナチュレシャンプーを使用して正しいシャンプー方法で頭皮ケアをしましょう。マイナチュレシャンプーは2014年・2015年続けてモンドセレクション連続で金賞・銀賞を受賞している世界が認めた頭皮ケアシャンプーです。
シャンプーを選ぶ際に注意したい成分
抜け毛が酷い方や、薄毛で悩んでいる女性の方は、まずはシャンプーを変えてみるのも1つの有効な方法な場合もあります。もちろんシャンプーや育毛剤で改善しない女性の薄毛もありますが、薄毛治療を開始している方もそうでない方も、現在使用しているシャンプーを見直してみる事も重要になってきます・
シャンプーに含まれている合成界面活性剤
- スルホコハク酸ラウレス2Na
- ラウレス硫酸Na(ポリオキシエチレンラウリ
- ルエーテル硫酸塩)
- ラウレス硫酸アンモニウム
- ラウレス硫酸TEA
- ラウリル硫酸Na(ドデシル硫酸ナトリウム)
- ラウリル硫酸アンモニウム
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩
- パレスー3硫酸アンモニウム
- ジステアリン酸グリコール
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸Na
- テトラデセンスルホン酸Na
- オレフィンスルホン酸Na
上記の成分が多くのシャンプーに含まれている「合成界面活性剤」です。上記の成分が含有されているシャンプーの使用はなるべくやめておいた方が髪の毛の為に良いでしょう。シャンプーのパッケージの裏面などに、含有されている成分の記載があるので、上記の成分が含まれていないか確認してみてください。
名前を覚えるのが面倒な場合は「~硫酸」「~スルホン酸」と言う名前だけ覚えておくと、今後のシャンプー購入時に役立つのではないでしょうか。しかし、市販のシャンプーの殆どは必ずと言ってよい程上記成分を含んでおります。
しかし、勘違いしないでほしいのですが、界面活性剤すべてが悪いと言う事ではないと言う事です。中には天然由来成分を原材料に使用しているものもあるのですが、製造工程で化学合成すると「合成界面活性剤」と記載される場合があるからです。
ですが、上記に挙げました成分に関しましては、洗浄力が強力すぎて必要以上に頭皮の皮脂を洗い流してしまうので、頭皮環境の悪化を促したり、髪の毛にとって良くないのです。また、髪の毛を構成す重要成分であるたんぱく質にも影響を与えてしまう場合もあるので注意が必要です。
また、化粧品等にもよく含まれている成分で「PPG-7(ポリプロピレングリコール)」と言う成分が含まれているシャンプーもあるのですが、なるべくこの成分が含まれているシャンプーも避けるようにしてください。このPPG-7は弱い皮膚毒性が確認されているので使用しないようにしましょう。
使用しているシャンプーの成分を確認してほしい方
シャンプーは毎日する事で、あまり気にしていない方も居ると思うのですが、以下のような違和感を感じた事があると言う方は一度使用しているシャンプーの成分を確認してみてください。
- 頭皮に痒みを感じる
- 頭皮が突っ張る(乾燥)
- 髪の毛の手触りがよくない
- トリートメントをしないとごわつく
以上の様な症状があると言う方は、一度使用しているシャンプーの成分を確認する事をおすすめします。なぜなら、あなたの頭皮の状態にあっていない場合があると言う事と、今後抜け毛などが増える可能性があるからです。
また、上記で説明したような成分が含まれている場合は、一刻も早く使用しないようにして頂きたいからです。
市販のシャンプーには先述した合成界面活性剤の他に「人工香料・防腐剤・乳化剤」等々の化学合成物質が多く含まれています。
これらの成分とあなたの頭皮が反応をして、痒みが出たり、抜け毛が増えたり、頭皮が乾燥してフケが出たりしている可能性が高いのです。
化学成分で反応する人も居れば、まったくしない人も居るのですが、いずれにしても、化学成分は頭皮に良い影響を与えません。
特に敏感肌の方や、アトピーの方は化学成分に反応してしまう事がよくあるのと同じように、もしかしたら現在使用しているシャンプーとあなたの頭皮が喧嘩して上記のような症状が出ているかもわかりません。
そのような場合、現在のシャンプーの使用を続けるのは非常に危険です。ですから、頭皮や髪の毛に違和感を感じる方は、まずは使用しているシャンプーの成分を確認をして見てください。
しかし、このような商品を販売するには理由があるのです。その理由とは「安料金で商品を作れるから」です。石油由来の界面活性剤を使用する事で、今まで処分に困っていた「ナフサ」と言う成分を有効利用する事が出来るからです。
ナフサとは、他の石油製品を作った後の残りカスで、当時はこれを処分するのに莫大なお金がかかっていたのです。
しかし、上記で挙げたような成分が開発されたので処分費に困る事なく有効利用できるようになり、さらに利益まで生んでくれるので各メーカーとしては利用しない手はないのです。
もちろん販売される前に動物実験などで安全性の確認はされていますが、長期間使用した人体実験のデータはありません。
ですから、人体実験で長期的に上記のようなシャンプーを使用した実験をすると、抜け毛の原因や薄毛の原因のデータが取れるかもわかりませんね。
市販のシャンプーを使用していて、抜け毛が増えてきている方や、薄毛で悩んでいると言う方は、まずはシャンプーを変える事から始めてみてはいかがでしょうか。
それから、あまりにも薄毛の症状が酷い場合は一刻も早く薄毛治療専門のクリニックに相談するようにしてください。