医療機関のレーザー脱毛で全身脱毛やワキ脱毛などの部分脱毛をする方もたくさんいますが、脱毛器によって効果の表れ方が違うことを知っていましたか?
全身脱毛等を受ける医療機関が使用している脱毛器の種類で、脱毛効果は約6割程決まると言われています。
つまり、どの脱毛器を使用しているのかと言うことが、クリニックを決める際にとても重要になってくると言うことです。
そして、残りの4割は「施術者の脱毛技術」や、「利用者である私たちがしっかりと施術者である医師にしっかりと希望を伝えること」となります。
医療脱毛と言っても各医療機関で使用しているレーザー脱毛機器は異なります。
また、最新の脱毛機器を使用していない医療機関は避けるべきです!
なぜなら、最新の脱毛機器の場合は「ダイオードレーザー」でも、「アレキサンドライトレーザー」でも、さほど効果に違いはないのですが、古い脱毛機器になってくると効果に大きな差が現れてくるからです。
ですから、医療機関で全身脱毛をはじめる際は、「どのような種類の脱毛機器を使用しているのか」と言う点に注目してクリニックを選ぶようにすることをおすすめします。
以下では、各医療機関や美容クリニックで使用している脱毛マシンをご紹介していきますが、ほとんどの医療機関やクリニックの公式サイトにも使用している脱毛機器の種類を掲載していますので心配な人は確認してみると良いでしょう。
医療機関名 | 脱毛機器(レーザー種類) |
---|---|
リゼクリニック | ライトシェア・デュエット (ダイオードレーザー) |
アリシアクリニック | ライトシェア・デュエット (ダイオードレーザー) |
湘南美容クリニック | ジェントルレーズ (アレキサンドライトレーザー) メディオスターNeXT PRO (ダイオードレーザー) |
レヴィーガクリニック | メディオスターNeXT PRO (ダイオードレーザー) |
新宿中央クリニック | アポジーエリート (アレキサンドライトレーザー・ヤグレーザー) |
上記クリニックの公式サイトには、使用しているレーザー脱毛機器を必ず紹介しています。
逆に、上記以外の医療機関等を利用される場合で、公式サイトに使用している脱毛機器の紹介が無い場合は、利用を避けた方が良いでしょう。
なぜ、医療機関でも公式サイト等で使用している脱毛機器を紹介していないのかと言いますと、「紹介できるような脱毛機器ではない」からです。
つまり、古い脱毛機器を使用し続けていると言うことです。
では、なぜ古い脱毛機器をいつまでも使用し続けているのでしょうか?
それは、「人気が無いクリニックだから」です。
医療機関で使用されているレーザー脱毛機器は、1台「1,000~2,000万円」程しますので、人気のないクリニック等では頻繁に買い替えることが難しいのです。
古い脱毛機器を公式サイト等に掲載すると、誰もが不安になりますよね?
だから、ホームページ等に掲載することができないのです。
医療機関で使用している脱毛機器はそれぞれ異なりますが、それぞれに特徴がありますので自分に合った脱毛機器を使用している医療機関を選ぶことが重要になります。
以下でご紹介する脱毛機器は、最新の医療レーザー脱毛器になりますので、以下のマシンを使用しているクリニックで脱毛をはじめることをおすすめします。
医療機関で使用されている最新の脱毛機器
ここからは、医療機関で使用されている最新のレーザー脱毛機器の紹介をしていきたいと思います。
医療脱毛と言ってもさまざまな種類の脱毛機器で施術を行いますので、選ぶクリニックや皮膚科によって効果の表れ方が違ったり、肌の質や色によって自分に合っているかなどが違ってきます。
それぞれの脱毛機器の特徴をご紹介しますので、自分の肌に合っていそうな脱毛機器を使用している医療機関や美容クリニックを選んでレーザー脱毛を受けるのも良いのではないでしょうか。
ジェントルレーズ
ジェントルレーズ(GentleLase)は、Candela社と言うところが開発した脱毛機器で、使用しているレーザーの種類は、アレキサンドライトレーザーになります。
比較的痛みはある方で、痛みの感覚で言いますと「輪ゴムでバチバチと肌を弾くような痛み」になります。
しかし痛みの耐性は人それぞれなので、感じ方は全く異なります。
上記はあくまでもイメージですので、それほど恐怖を感じる必要もないでしょう。
それに、痛みを感じにくくする為の「ダイレクトクーリングデバイス」と言う冷却装置が備えられているので、痛みを軽減することが可能となっております。
特徴としましては、使用しているレーザーの種類がアレキサンドライトレーザーなので、濃い毛には相当な効果があります。
しかし、レーザーのパルス幅を調整することができない脱毛機器なので、産毛にはあまり効果を期待することができません。
つまり、両ワキやVIOラインの脱毛には適しているのですが、背中や腕等の比較的毛が薄い箇所には適していないと言うことが言えます。
また、日焼けをした肌への施術が難しくなるので、日焼けは絶対しないようにご注意ください。
ジェントルレーズを使用しているおすすめのクリニックは以下になります。
ライトシェア・デュエット
ライトシェア・デュエット(Light Sheer Duet)はルミナス社と言うところが開発した脱毛機器になります。最近人気のレーザー脱毛機器で、比較的痛みが弱いことが特徴です。
使用しているレーザーの種類は、ダイオードレーザーで、比較的痛みが少ないことと、細い毛や産毛にも効果があるので医療機関で全身脱毛をするのでしたら、ライトシェア・デュエットを使用しているクリニック等をおすすめします。
しかし、痛みが弱いと言いましても、毛が濃い部分であるワキやVIOラインは普通に痛いのでご注意ください。
上記のジェントルレーズの使用しているアレキサンドライトレーザーの場合は、産毛に効果が無い割に中途半端に毛乳頭に刺激を与えてしまい、逆に産毛が濃くなってしまう「硬毛化」などのリスクもあるのですが、ライトシェア・デュエットの場合は産毛にもしっかりと効果があるので、そのような心配はありません。
だから、全身脱毛に最も適している医療レーザー脱毛として人気を集めているのです。
また、ライトシェア・デュエットはダイオードレーザーを使用している脱毛機器の中でも痛みが少ない機種になり、全身のありとあらゆる箇所に対応しているので、濃い毛にも産毛にも脱毛効果が期待できますので、医療レーザー脱毛が初めての方にもおすすめできる脱毛機器となっております。
ライトシェア・デュエットを使用しているおすすめのクリニックは以下になります。
アポジーエリート
アポジーエリート(APOGEE ELITE)はサイノシュアー社と言うところが開発した脱毛機器で、少し特殊な脱毛機器になります。
このエリートの特徴は、「アレキサンドライトレーザー」と「ヤグレーザー」の2種類のレーザーを内蔵した複合レーザー脱毛機器と言うことです。
両方のモードを使い分けることができるので、それぞれの特徴を活かして効果的な医療レーザー脱毛を受けることができるのです。
アレキサンドライトレーザーのメリットとしては脱毛効果が非常に高いのですが、日焼けをしている黒い肌には施術できなかったり、色素沈着を起こしている箇所には施術できない等のデメリットがあります。
しかし、ヤグレーザーを使用することで色素沈着を起こしている箇所や、日焼けで黒くなってしまった肌にも施術を行うことができるのです。
また、アレキサンドライトレーザーでは産毛等の細い毛には脱毛効果を期待することができないのですが、ヤグレーザーを使用することによって産毛等も効果的に脱毛することができるのです。
また、エリートは「クライオジェット・ミニ」と言う強力な皮膚冷却装置が搭載されていて、「照射前・照射中・照射後」に-30℃の内部冷却エアーを送風して施術部位を瞬時に冷やすことができるのでやけどなどの心配はありません。
なぜアレキサンドライトレーザーは産毛に効果が無いのかと言いますと、アレキサンドライトレーザーはメラニン色素(黒色)に反応する為、産毛等の色の薄い毛の毛根に熱を伝えることが難しいからなのです。
レーザーの出力を上げて産毛等に十分な熱を伝えて刺激を与えることは可能なのですが、皮膚が耐えることができないので非常に危険な行為になります。つまり、やけどをすると言うことです。
ですから、日焼けした肌や色素沈着にもよくないのです。
しかし、ヤグレーザーは皮膚に熱が伝わりにくいレーザーの種類なので、高出力で施術を行うことができるのです。
だから、色の薄い産毛に十分に刺激を与えることができるので産毛や細い毛にも効果が期待できるのです。
ですが、痛みは相当なものなので耐えれるかどうかが問題になってきます。痛みはアレキサンドライトレーザーよりも相当痛いです。
エリートを使用しているおすすめのクリニックは以下になります。
メディオスターNeXT PRO
メディオスターNeXT PROは、ダイオードレーザーを使用した最新の脱毛機器になります。ダイオードレーザーと言えば、痛みの少ないと言うことと、濃い毛や産毛の両方に効果があることで人気のレーザーの種類になります。
メディオスターNeXT PROの特徴は、毛根よりも表皮に近い所にある毛の幹細胞である「バジル領域」を破壊し、より永久脱毛効果の高い医療脱毛となっております。
今までは毛根を焼くことで破壊していましたが、バジル領域の場合は過熱することで脱毛効果を得ることができます。
メディオスターNeXT PROの1ショットの照射時間(パルス幅)を長く設定して波長の長いレーザー光を照射することで、バジル領域をじわじわと過熱していきます。
いわゆる蓄熱式の脱毛方式になるので、痛みが弱いのが特徴になります。
また、従来の脱毛機器はメラニン色素を焼く方法だったのですが、メディオスターNeXT PROのダイオードレーザーを使用した脱毛方法は、メラニン色素を焼く方法ではないので、産毛にも効果はありますし、日焼け等で黒くなってしまった肌でも施術を受けることが可能なのです。
メディオスターNeXT PROを使用しているおすすめのクリニックは以下になります。
上記で挙げたそれぞれの脱毛機器の特徴に合わせてクリニックを選ぶと言う方法もおすすめできます。
医療機関のレーザー脱毛は、自分の肌に合う合わないと言う問題も出てきますので、料金やコース内容だけで決めてしまうと失敗する可能性も十分にあります。
ですから、脱毛機器の種類やレーザーの種類を比較してクリニックを選んでみるのも良いのではないでしょうか。